梅花を愛でる心で子育てを

5歳の娘と3歳の息子との、英語に親しみつつの育児・遊びなど日々の出来事を綴りたいと思います。

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5歳の娘に教えるピアノ。楽しく学べるおすすめテキスト「ピアノひけるよ!」シリーズ

5歳の娘に家庭でピアノを教えています。少しずつ上達してきて、両手で旋律と伴奏の形を弾けるようになりました。

使っているテキストは「ピアノひけるよ!」というバイエルと同等レベルのシリーズです。

今は「ピアノ弾けるよ ジュニア3」の中ほどで、左手も動きのある伴奏になり、ピアノが弾けるようになってきたな、と実感できるくらいになってきました。

楽しく順を追って学んでいけるとても良いシリーズでおすすめです。

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こどもが弾きたいと思える曲がたくさん、ピアノひけるよ!シリーズ

娘が4歳になる頃、家庭でピアノを教えるためにテキストを探しました。

導入用のテキストは様々なものが出ていましたが、楽器屋さんで実物を見て一番良さそうと感じたのが「ピアノひけるよ!ジュニア」です。

 

今まで一緒に歌ってきた童謡などが練習曲になっているので、「娘が楽しく取り組めそう」というのが決め手でした。導入部分でも、黒鍵の3音だけでチューリップを弾くなど、ピアノを弾ける嬉しさを、子どもが早い段階で感じられるのが魅力的でした。

 

ジュニア1・2・3、シニア1・2・3と続けていけば、楽しく弾きながら少しずつステップアップして、シニア3を終えると「ブルグミュラー 25の練習曲」へ進めるくらいの力がつくそうです。

 

娘が好きな曲がたくさんのっているので、多少難しく感じるときも『練習したい・もっと弾きたい』とやる気を引き出してくれるようです。親の私にとっても、順を追ってひとつずつ教えやすいのでとても助かっています。 

 

このテキストを書かれた橋本晃一さんのインタビュー記事を見つけました。

芸大の作曲科を卒業された方でした。お嬢さんがピアノを習い始めた頃のできごとをきっかけに、このシリーズを作られたそうです。 

www.piano.or.jp

 

パイエル上下巻とほぼ同じ内容を、楽しく学べる♪

先日バイエルの上下巻を見てみたところ、こちらのシリーズとほぼ同じ内容を含んでいました。

バイエルでは最初はト音記号のみですが、こちらは最初からヘ音記号が出てきます。かわりにト音記号の高い方の音は、ジュニア3の後半になってから学びます。 

 

夫も今、ピアノの練習を少ししているのですが、ヘ音記号は苦手なようです。娘がヘ音記号の楽譜を読むのを見て”すごいなぁ”と言ってくれて、娘もさらに嬉しそうです。

スタートからヘ音記号に親しんで、苦手意識を持たずにいられるので良いのかもしれません。

 

ジュニア1の内容

ジュニア1では旋律のみを練習します。真ん中のドから上は右手・下は左手と、両手で分担して演奏します。

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ピアノひけるよ!ジュニア1

音域は真ん中のドをはさんでファソラシドレミファソ。ト音記号とヘ音記号が最初から出てきます。

出てくる音符の種類は4分音符・2分音符・付点2分音符・全音符です。

 

練習曲の一覧です。

  1. チューリップ
  2. いちばんぼし
  3. つきのひかりに
  4. げんこつやまのたぬきさん
  5. アルプスいちまんじゃく
  6. きらきらぼし
  7. ゆかいなまきば
  8. ビッグベンのかね
  9. バケツのあな
  10. ふしぎなポケット
  11. こぎつね
  12. とんぼのめがね
  13. あかいかわの たにま

 

娘は4歳になった頃にジュニア1を使ってピアノを始めました。導入の「チューリップ」や「いちばんぼし」「つきのひかりに」はスムーズに進み、「きらきら星」くらいまですすんだところで年中さんから幼稚園に通いはじめ、そこからはバタバタした毎日でピアノに誘うのをすっかり忘れてしまっていました。

 

ジュニア2の内容

ジュニア2では、旋律のみが8曲のあと、真ん中のドの1オクターブ低いドレミファソが出てきて、両手のユニゾンを3曲練習します。さらに左手はシンプルな伴奏、右手は旋律の形が7曲のっています。

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ピアノひけるよ!ジュニア2 伴奏がつきます

伴奏の時の左手では、真ん中のドの1オクターブ下のドレミファソが出てきます。

付点4分音符と8分音符や、全休符・2分休符・4分休符などの休符、リピート記号を学びます。

 

練習曲の一覧です。

  1. 10にんのインディアン
  2. 1しゅうかん
  3. ロンドンばし
  4. かたつむり
  5. おしょうがつ
  6. まめまき
  7. こいのぼり
  8. たなばたさま
  9. かっこう
  10. ぶんぶんぶん
  11. ちょうちょう
  12. あわてんぼうのうた
  13. さよなら
  14. こいぬのマーチ
  15. よろこびのうた
  16. ジングルベル
  17. せいじゃのこうしん

 

年中さんの冬頃、幼稚園用にピアニカを購入したのですが、娘がジュニア1のテキストを出してきてピアニカで弾くようになりました。それをきっかけにピアノの練習を再開し、1の後半の曲を弾けるようになっていくのがとても嬉しそうだったので、5歳のお誕生日にジュニア2をプレゼントしました。

ジュニア2にも娘が好きな歌がたくさんで、ちょうどその季節にも合っていたので前半の「おしょうがつ」「まめまき」「こいのぼり」などをよく弾いていました。

年長さんになった4月に、息子の五月人形を出したら「こいのぼり弾こうか!弾いてあげるね♪」となめらかに弾いてくれました。だいぶ慣れてきたようだったのでジュニア2の両手奏になるページを教えてみました。

右手と左手のユニゾンから、右手は旋律・左手は伴奏の形へと、思いのほかスムーズに進んでジュニア2を終えました。

 

ジュニア3の内容

ジュニア3では左手の伴奏にも動きが出てきてより楽しくなります。

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ピアノひけるよ!ジュニア3

スタッカートや和音が出てきたり、指をくぐらせる練習もあります。後半になると、真ん中のドの1オクターブ上のドレミファソを学びます。

8分休符・強弱記号、最後の方の数曲には速度表示やレガートなどの指示が楽譜に入ってきます。

 

練習曲の一覧です。

  1. こいぬのマーチ
  2. あわてんぼうのうた
  3. メリーさんのひつじ
  4. よろこびのうた
  5. むすんでひらいて
  6. かえるのがっしょう
  7. チューリップ
  8. おもいで
  9. こぎつね
  10. とんぼのめがね
  11. アマリリス
  12. てをたたきましょう
  13. むしのこえ
  14. かねがなる
  15. すいかのめいさんち
  16. つきのひかりに
  17. おおきなふるどけい
  18. アビニョンのはしのうえで
  19. やまのおんがくか
  20. バケツのあな
  21. ゆかいなまきば
  22. ぶんぶんぶん
  23. 10にんのインディアン
  24. シューベルトのこもりうた
  25. あかいかわの たにま

 

「あわてんぼうのうた」や「こいぬのマーチ」、「こぎつね」「とんぼのめがね」など、ジュニア1や2で簡単なアレンジで弾いた曲が、2や3になって伴奏付きになったり伴奏がバージョンアップしたものになったりして、もう一度出てくる曲が何曲もあります。

娘は「前に弾いた曲だね!伴奏が難しくなってるー♪」と嬉しそうで、一度弾いて馴染みがある分、少し難しくなっても意欲的にチャレンジできるようです。

 

ジュニア3を始めた6月頃からは、両手で弾ける嬉しさから毎日のようにピアノを練習していました。

今弾いている曲の次の2曲ほどに音名を書いておくと、娘が一人でチャレンジしています。私はあとからリズムや音、指使いなどで気になったところを伝えます。手の形や力の抜き方・伝え方など、少しずつ身についていくと良いなと思いアドバイスしています。

 

ジュニア3の次の、シニア1は早めに用意して楽譜棚に入れておいたのですが、娘が興味をもったので少しだけ先に始めています。

ハ長調の音階練習や、「天国と地獄」と「星かげさやかに」を気に入って弾いています。先日テレビで「天国と地獄」をN響が演奏していて、一緒に見ました。自分が弾いている曲がオーケストラで華やかに演奏されているのを見て、嬉しそうでした。

 

 

これからテクニックや指の練習に「バーナム」なども併用したいと考えています。

ジュニアの楽譜では、幼児が見やすい大きな音符でしたが、シニアに進むと少し小さくなり段数も増えます。

バーナムの楽譜は小さめなので、シニアの楽譜に見慣れてからバーナムなどを取り入れてみようかと思っています。

 

 

楽典の確認に、ワークや音符カードが便利です

ピアノひけるよ!ワークブック

両手奏になったころ、楽譜の読み取りがまだ曖昧だったことに気づきました。

そこで、同じシリーズのワークを購入して取り組んでみました。この時はジュニア2が半分以上進んでいたのですが、まずは同じシリーズのワーク1をやってみました。

ピアノを弾きながらすでに教えていた内容だったので、わかる内容が多かったのもあり、楽しくスイスイ進みましたが、ワークの2にすすむと少し手こずっています。楽典の確認ができるので、このあともテキストとワークを併用していこうと思っています。

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ピアノひけるよ!ワークブック1

 

ダイソーの材料で手作り五線譜ボード

楽譜の読み取りの練習に、ワークとあわせて音符カードを買ったりホワイトボードで五線譜を作ったりしました。

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ダイソーのホワイトボードとマグネットで五線譜ボードを作りました

ホワイトボードはおもちゃとして遊んだり、クイズを出し合ったり、気軽に遊びながら音の確認ができました。

 

くおん出版のおんぷカード

 

 

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音符カードは「くおん出版のおんぷカード(L)」を購入しましたが、大きめで見やすくて良かったです。高音も低音も幅広く入っているので、導入期だけでなく少し進んでからまた活用できそうです。

娘はカードをノートに書き写したり、お父さんにヘ音記号のクイズを出して教えてあげたり、楽しんでいます。

 

 

☆☆☆

 

ジュニア1と2の途中までは、子供のピアノに合わせる伴奏譜がついています。娘はお母さんと一緒に弾けるのをとても喜んでくれました。

ジュニア2の途中で左手で伴奏をする練習が始まると、大人用の伴奏譜はなくなります。少し寂しくなりましたが、両手で弾けるようになった娘は誇らしげでとても嬉しそうです。

 

子どもたちにピアノを習わせてあげたいねと夫婦で話した時、とりあえず最初は家で教えようということになりました。ピアノを弾くならピアノ教室に通うものと思っていたのですが、良いテキストが見つかったおかげか、家庭でも楽しく進められています。なにより導入の可愛らしい時期を、となりでじっくり見守れたのは嬉しかったです。

 

今後は良い先生につなげられたらと思いますが、先生探しも、毎回のレッスンに通うのもなかなか大変ですよね。私は年長さんの頃から12年間ピアノを習っていましたが、習わせてくれた父にも、毎回送迎してくれた母にも、あらためて感謝しています。